ある檀家さんの息子さんが、新興宗教に入ってしまったらしい。それを知った親御さんから夜連絡があった「息子が、息子が・・・。もう、いくら言っても聞かないんです。住職さんから息子を説得してください!お願いです!」泣きながら、母親からの連絡だった。
その後すぐに息子さんから相談の連絡を受けた。どうしたらいいか、本当に困っている様子だ。
「知り合いの女性に誘われたんです。最初はお茶だけかな?と思ったら付いて行った先が新興宗教の研修所だったんです。悪い人達じゃないし、でも親には猛反対されるし、住職さん僕はどうしたらいいんでしょうか」
内部の人間の話や、実際に連れて行かれた研修所の話を聞く。なるほどなるほど・・・。話をするうちに、彼の中に「おかしい」という感情が芽生え、約30分の電話だったが、きっぱり「辞めてきます」と言ってくれて、その電話を切ることができた。
彼にも言ったことだが、誘われた側に全く落ち度はない。むしろ被害者である。そして、一度入信してしまった自分を責めないでほしい。ということ。更に、純粋でまじめであるがゆえに起こった事。その純粋で、真面目な自分を責めるのではなく、むしろ自信を持ってしっかりとした別のところで積極的に生かしてほしい。彼には分かってもらえたと思っている。
こうした勧誘は、イイ人、まじめを装った人間が、本当にまじめなイイ人間を狙って勧誘してくる。断ることができないでずるずる行ってしまう気持は十分良く分かる。彼を責めることはもっての他だし、勧誘してきた人をボロクソに言ったところで何も変わらない。相談を受ける側の、器量と経験が最も試される場面である。
もしも、家族や知り合いから、「実は私も・・・」という相談を受けたら、どんな小さな事でも、できるだけ早く菩提寺に相談してきてほしい。病気と一緒で、後で後で・・・と言っていると、本当に取り返しのつかないことになることになるケースもあるということも、合わせて知っていて欲しい。

新興宗教ってどの当たりになると新興になるんでしょう?
勧誘に来るんですか?なんか消防のことでは!?
柚野人さん、コメントありがとうございます。おそらく近所の方だと思います。直接お話しさせていただきますので、いつでも良いのでご連絡ください。お待ちしております。