清水の海長寺で、僧侶を対象とした唱題行の講習会に参加する。導師はもちろん海長寺のご住職。唱題行では草分け的な存在のお方だ。
30分の唱題行を2回。はじめはご住職、2回目は参加者の中から一人が導師を務める。
この日の気温は今年の最高気温を示していた。正座をして20人の坊さんが隣り合わせで衣を着てお題目を一心にお唱えする。自然と汗がふき出し、熱気のせいでお堂の中は猛烈に暑い。。
唱題行について、ここまで細かい説明を受けたのは初めての経験。教科書に無い、実際の体験にもとづく「感覚」の部分でのお話を頂戴する。ありがたいことである。
やってみて思った事は、これが全国にある8000ヶ寺のお寺で、まじめに開催されていたら、どれだけたくさんの人を救えているだろうか。
それも、檀家さんだけを対象とせず、できれば今までお寺にご縁のなかった人が入りやすいものにして欲しい。
たとえば精神不安定の方や、大きな悩みを抱えている方が、気分転換にと気軽に立ち寄れて、仏と向き合える場所。
こころを落ち着かせ、安心できる場所。いのちを見つめ、考えられる時間と場所になれたら、人はを間違いなくお寺を必要とし、軽薄な人間関係を作らない社会の実現に、貢献できるのではないか。
また、いのちの大切さを見つめ、凶悪な犯罪を起こそうとする、動機そのものを変えられるのではないか。
仏の教えはありがたくて尊いもの。この感動を伝える最も分りやすくて簡単な手段。それが唱題行だと思っている。
1つでも2つでもいい。この日本から凶悪な犯罪や自殺をみんなで止める為に今できること。お寺は間違いなく、唱題行を中心とした布教だと思う。
