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お茶畑で思った

柚野にあるホールアース自然学校さん主催の「里山つなぎ隊」に参加する。5月はウチで「プチ修行体験」をして頂いた。今回は富士市大渕にあるお茶農家でのお茶仕事のお手伝い。

お茶摘みするのかな~。と思っていたらそうではなく、肥料を撒いたり、雑草を取ったりとあれこれ。

小さいながらも、多少は畑をやっているので、要領はどことなく一緒なのかと思っていたら、これが大間違い。。

何せこちらは専業農場。広さが半端ない。ひとつ20キロの肥料が2畝でなくなってしまう。それを50~60畝をこなす・・・。

10時から始めてお昼の焼きそばを御馳走になり、午後もひたすらお茶畑に肥料を撒いていく。しかしこうした地道な作業のおかげで、我々は普段お茶を頂いているんだなぁと、生まれて初めてお茶の工程をのぞかせていただいた。

普段我々寺院でお茶をお出しするときは、必ずお茶っ葉からいれる。しかし、ペットボトルが普及してからは、お茶といえばペットボトルで頂くことが多いと思う。

その結果、こうした工程でできた農家のお茶っ葉が前のように売れなくなってしまったそうだ。当然そうなると、代々お茶農家で生活している人たちは、お茶だけでは生活が厳しくなくなってしまう。

人間は、便利になると古くからのものが必要がなくなる。自然と便利で安くて新しいものが好まれ、それが主流になる。それが良いか悪いかは別にして、それがこの国のごく自然な流れ。そう簡単には、この流れには逆らえない。

お寺も一緒だと思う。便利で安い方がいいんだと思われてしまった結果が「直葬」だ。お坊さんはいらない。お寺もいらない。お経もいらない。死んだらそのまま海にでも骨を撒いてほしいという。

これはもう、坊さんが覚悟を決めて、流れに逆らうしかない。

お茶農家とお寺社会。業種は違えど抱えてる問題は一緒なんだと、お茶畑で肥料を撒きながら、ふと思った。

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このページは、川手正順が2009年6月 8日 15:10に書いたブログ記事です。

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