今年の花まつりに、奉納コンサートをしてくれた「海老原よしえ」さんのいのちについて考えるイベントに参加する。場所は秋葉原。土曜日ということもあってか、人でごった返している。一年前に連続通り魔事件があった現場では、もう事件の形跡は無い・・・。
4時半から始まるイベントに一時間遅れて到着。タシナ・ワンブリさんという、真言宗の外国人尼僧さんの「いのちについての法話」を聞く。最後の部分しか聞けなかったが、信仰体験にもとづく、彼女の持っているエネルギーに皆が引き寄せられる。
また、法話のあとの質問を真剣に一つ一つ受けこたえていたタシナさん。話の流れで自然と一年前の連続通り魔事件の話にもなる。その中で彼女は加藤容疑者のことを「かわいそうな子」と表現した。
誰にも相手にされず、誰からも必要とされず、誰からも愛されなかった。そんな社会が彼を作ったんだ。あの事件を起こさせてしまったんだよ。と。私もまったくの同感である。
どんなに軽薄な人間関係でも、人は生きていける。しかし、人と交わって、人と真剣に向き合って初めて人は自分に気づく。自分の力を知る。そうして、人間が少しづつできあがっていく。
交わらなくてもやっていけてしまう軽薄な社会に、将来性など無い。
続いて童話の朗読、そしてよしえさんの魂のこもったライブ。コンサートに来て、こんなにすがすがしい気分になったのは初めてだ。よしえさんともがっつりと握手をかわし、またの再開を約束した。
各地でこのようなイベントが開催されて、時代の流れに逆らい「これでいいのか?」と考える時間。議論する時間が、自分も含め、皆まだまだ足りないと思う。
