ここのところ、毎日サツマイモの収穫に追われる。時間を見つけては少しずつ掘っているのだが、大きいもの、形の悪いもの、小さいものとさまざま。スーパーに並んでいるような形の良いものだけを残そうと思うと、3分の1くらいの量になってしまう。農家で食べていく人達は本当に大変なんだなぁと、身をもって実感する。
収穫したイモは、自分が食べる分だけ残し、後はお世話になった人たちに配る。北海道から九州まで、全国にいる大切にしている人に、ここ富士の麓で育った野菜を食べてもらう。その時の笑顔を想像して一つ一つ大事に袋に詰めていく。
野菜作りには、「こころ」を育てる力があると思っている。野菜と向き合っているとき、すごく心が優しくなっている自分に気づくときがある。こころを穏やかにしてくれ、しかも収穫の喜びがあり、それを分けてあげることで、その幸せも分けてあげられる。
「食」という漢字は、「人を良くする」と書く。お経を読むことも、「人を良くする」為のもの。形は違えど、同じ共通点に、深い縁を感じずにはいられない。
